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2024年8月13日

八ヶ岳エリアでのリフォーム|空き家を活用して安く生活環境を整えよう





 
 
 八ヶ岳エリアでのリフォーム|空き家を活用して安く生活環境を整えよう


移住を考える人にとって、どこのエリアに移住するかは、検討すべき最重要ポイントの一つです。エル不動産の本ブログでは、長野県の中でも移住者に人気のある八ヶ岳について、30回にわたって八ヶ岳での移住に関するあれこれを取り上げます。

八ヶ岳エリアは、長野県南部に位置する原村と富士見町、そして山梨県北杜市の3つの魅力的な地域から成り立っています。豊かな自然に囲まれたこのエリアは、四季折々の美しい風景やアウトドアアクティビティを楽しむことができ、都会の喧騒から離れてゆったりとした生活を送りたいと考える人々にとって理想的な場所です。八ヶ岳の北側に位置する、長野県原村と富士見町は、それぞれ移住を検討するエリアとして人気があります。

本投稿では、八ヶ岳にて2拠点生活や移住生活をするにあたって考える、「住まい」の中で、新築の選択肢とリフォームの選択肢について考えます。このブログを通して、八ヶ岳の移住に興味がある人や、八ヶ岳での移住を決めて実際に動き出している人の家探しの参考になれば幸いです。

空き家再利用の新たな選択肢

八ヶ岳エリアでの住まい選び | 新築とリフォーム、それぞれどんな人におススメ?」前回の記事はここからクリック

空き家再利用のメリットとデメリット

メリット

  • 風合いや風格のある家が手に入る
  • 古民家や旧家など、歴史ある建物の素材やデザインを生かすことで、新築では得られない独特の風合いや風格が楽しめます。特に、八ヶ岳エリアや山梨全域では、古い建物に独特の魅力があるため、リノベーションによってその魅力を再現することができます。

  • 費用を抑えることができる可能性
  • 新築に比べて物件価格が低いため、リノベーションを加えても新築よりも経済的になる場合があります。特に、格安の中古物件を購入し、リフォームを行うことで、コストを抑えることが可能です。

  • 既存の良質な材が活用できる
  • 古民家などの既存の建物には、今では手に入らないような良質な材が使われていることが多く、これを再利用することで、新築にはない質感や重厚感を生かすことができます。

  • 地域の歴史や文化に根ざした生活
  • 古い建物をリノベーションすることで、その地域の歴史や文化を感じながら生活することができます。特に、身延町のような歴史あるエリアでは、こうした価値が一層高まります。

デメリット

  • リフォーム費用が予想外に高くなることがある
  • 古い物件の場合、耐震補強や断熱対策など、リフォームにかかるコストが予想以上に膨らむことがあります。築年数が古いほど、インフラ整備やフルリフォームが必要になる可能性が高く、これらを考慮した上で予算を設定する必要があります。

  • インフラや設備の更新が必要
  • 古い物件では、インフラ(電気・水道・ガスなど)が現在の基準に合っていない場合があります。これを更新するためには大規模な工事が必要になることがあります。特に、「格安」物件では、インフラ整備にかかる費用が無視できない場合があります。

  • ハザードマップなどのリスクチェックが必須
  • 古い物件は、建築当時の基準に基づいて建てられているため、現在のハザードマップや危険災害地域に該当する可能性があります。特に、土砂災害のリスクがある地域では、リスクを十分に考慮して物件選びを行う必要があります。

  • 資産価値の低下リスク
  • 中古物件は、リフォームを行っても新築ほどの資産価値を維持できない場合があります。また、リフォーム後もさらに修繕が必要になる可能性があり、長期的には新築よりもコストがかかることがあります。

  • 手間と時間がかかる
  • 中古物件のリフォームには、物件の状態を調査し、リフォーム計画を立て、実際に工事を行うまでの過程で多くの時間と手間がかかります。新築の場合は一から設計できるため、最初から理想的な住まいを手に入れることができますが、中古物件ではそう簡単にはいかないことも多いです。

八ヶ岳エリアの空き家リノベーション事例

  • 事例1: 築70年の旧家をレトロで品格ある宿泊施設に再生
  • 身延町にある築70年の旧家をリノベーションした具体例をご紹介します。この物件は、身延山久遠寺の参道沿いに位置し、かつて望月家が所有していた旧宅を一棟貸しの宿泊施設「迎賓館 えびす屋」として再生しました。リノベーションでは、昭和初期の職人技を生かし、和モダンなデザインを取り入れた落ち着きと品格のある空間に仕上げています。大正ガラスの縁側からは、プライベートな日本庭園が楽しめるようになっています。

  • 事例2: 二世帯家族向け住宅へのリノベーション
  • ご両親が暮らす築44年の平屋建て。その約半分の20坪を、Kさん家族の住まいへと自然素材で全面リノベーションしました。Kさん家族が、ご両親が住む家の約半分を自然素材で全面的にリノベーションし、柱や梁を現しにして残しながら、断熱材の施工や柱の入れ替えを実施しました。明るく開放的なリビング空間が生まれ、玄関とお風呂は共用、新たに設けた勝手口で家事や夜遅くの帰宅も安心です。ご両親の空間とも扉一枚で繋がり、それぞれの家族が快適に過ごせる住まいとなりました。ご両親が大切に守ってきた家と、新たなKさん家族の思い出を未来へ繋ぐ住まいです。

空き家再利用の具体的なプロセス

物件探し

八ヶ岳エリアで空き家を再利用するための物件探しは、各自治体の空き家バンクや移住支援サイトを活用するのが効果的です。例えば、原村の信州・原村移住・定住応援サイトや富士見町の富士見町の空き家情報が参考になります。また、長野県全域の移住者向け空き家情報を提供している長野県 移住者向け空き家・空き地ポータルサイト空き家バンクも併せてチェックしましょう。

法的手続きと助成金

リノベーションを行う際には、必要な許認可や助成金の活用も重要です。例えば、富士見町では
富士見町空き家改修費補助金
の制度があります。また、原村では
原村空家有効活用補助金
という助成制度があります。いずれも、クリックすると詳細ページに遷移いたしますので、ぜひ活用してみてください。

空き家再利用を検討する際の注意点

八ヶ岳で空き家をリフォームする際に大事なポイント

  • 築年数の確認:
    昭和58年以前の建物は旧耐震基準で建てられているため、耐震補強が必要になる場合があります。リノベーションの際には必ず耐震性を確認しましょう。
  • リフォームの範囲と優先順位:
    水回りのリフォームは必須ですが、家全体のバランスを考えながら、断熱や間取りの変更も検討する必要があります。特に寒冷地では、断熱材の追加が快適な生活に不可欠です。
  • インフラの状況確認:
    古い物件では、水道や電気などのインフラが現在の基準に合っていない場合があります。全面的なインフラ整備が必要になる可能性があるため、事前に詳細な確認を行いましょう。
  • ハザードマップの確認:
    八ヶ岳エリアでは、土砂災害のリスクが高い場所もあるため、物件が危険災害地域に位置していないかを必ず確認しましょう。新しい基準と比較して、リスクを十分に把握することが重要です。
  • 寒冷地対策:
    八ヶ岳エリアの寒冷地特有の問題に対応するため、基礎の凍結防止や水道管の凍結対策を施す必要があります。基礎は凍結深度以下に埋め込み、凍結防止帯の設置や水抜き作業ができる設備を整えると良いでしょう。また、積雪に耐えられるような屋根設計も欠かせません。

八ヶ岳エリアにおける空き家再利用

八ヶ岳エリアでの空き家リフォームは、魅力的な選択肢ですが、成功させるためには慎重な計画と準備が必要です。築年数の確認やリフォーム範囲の明確化、インフラ整備の必要性を理解することが大切です。また、ハザードマップでのリスク確認や寒冷地特有の対策を行うことで、安全で快適な住まいを実現できます。地域の歴史や文化を尊重しつつ、新しい生活を築くための一歩として、これらのポイントを押さえて取り組みましょう。

カテゴリ:

長野県諏訪・茅野エリアの不動産情報

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