ブログ BLOG
かなわない夢はない
望む人生を手に入れよう
2024年7月26日

八ヶ岳エリアの防災|安全な移住生活のために読んでおいて欲しいこと






八ヶ岳エリアの防災|安全な移住生活のために読んでおいて欲しいこと



移住を考える人にとって、どこのエリアに移住するかは、検討すべき最重要ポイントの一つです。エル不動産の本ブログでは、長野県の中でも移住者に人気のある八ヶ岳について、30回にわたって八ヶ岳での移住に関するあれこれを取り上げます。

八ヶ岳エリアは、長野県南部に位置する原村と富士見町、そして山梨県北杜市の3つの魅力的な地域から成り立っています。豊かな自然に囲まれたこのエリアは、四季折々の美しい風景やアウトドアアクティビティを楽しむことができ、都会の喧騒から離れてゆったりとした生活を送りたいと考える人々にとって理想的な場所です。八ヶ岳の北側に位置する、長野県原村と富士見町。それぞれ、移住を検討するエリアとして人気があります。

私たちは住まいのエリアに関係なく、安全で安心な暮らしのために知識を蓄えたり準備を整えることが大切です。また、せっかく防災のグッズ等を準備していたとしても自分が住んでいる地域がどのような災害が起こるのか知らないと適切な対処ができない可能性があります。そこで、今回は八ヶ岳エリアの地理的特徴や災害が起こる傾向など原因の部分から、対策方法までご紹介します。

八ヶ岳の地理的特徴と災害リスク

地震のリスクと断層の分布

八ヶ岳南麓には糸魚川静岡構造線断層帯があり、今後30年間にマグニチュード7以上の地震が発生する確率が1〜8%とされています。他の大都市圏と比較すると低いものの、地震への備えは不可欠です。

豪雨、洪水、雪崩、土砂災害の可能性

八ヶ岳のエリアにて主に注意すべき災害は土石流です。八ヶ岳南麓は標高が高く急峻な地形のため、土石流やがけ崩れのリスクが高まります。自治体が提供するハザードマップを活用して、リスクのある地域を事前に確認し、安全対策を講じましょう。

地域ごとのリスク

  • 原村
    編笠山や権現岳山麓では土石流のリスクがあり、特に中央高速道以北で警戒区域が広範囲に指定されています。ハザードマップを使って特別警戒区域を確認し、適切な備えを行いましょう。
  • 富士見町
    立会川沿いは急傾斜地があり、がけ崩れの特別警戒区域に指定されています。避難経路を事前に確認し、災害時には迅速に行動できるよう準備を整えましょう。

八ヶ岳エリアの防災対策

地方自治体の防災計画

原村と富士見町では、それぞれの地域特性に応じた防災計画が策定されています。原村は国や県の計画と整合性を図り、実効性のある防災対策を講じています。富士見町も国の防災基本計画に基づき、最新の施策や技術を反映した地域防災計画を作成しています。これらの計画には、災害発生前や発生時に自治体と住民が取るべき行動が記載されており、災害時に迅速かつ的確に対応するために、一読しておくことが推奨されます。

 

原村の地域防災計画についてはこちら↓

原村地域防災計画

 

富士見町の地域防災計画についてはこちら↓

富士見町地域防災計画

ハザードマップの活用方法

八ヶ岳エリアでは、各自治体が提供するハザードマップを活用して、リスクのある区域や避難所の位置を確認することが重要です。ハザードマップは、地震や土砂災害、洪水のリスクを可視化しており、日常的に確認しておくことで、災害時に迅速に避難行動を取ることができます。

★原村ハザードマップ★

★富士見町ハザードマップ★

安全な住まい選びのポイント

八ヶ岳への移住を検討する際、安全で安心な住まいを選ぶことは非常に重要です。自然災害への備えとして、防災に強い建物を選ぶ際のポイントを解説します。

防災に強い建物とその選び方

  • 耐震構造の重要性
    地震に強い建物を選ぶためには、耐震構造や免震構造を確認し、専門家による診断を受けることが重要です。
  • 耐火性能の確認
    火災に対する備えとして、耐火建築物の選択や耐火性能の高い材料を使用した建物を選ぶことが推奨されます。
  • 雨水排水設備と浸水対策
    豪雨や台風による浸水被害を防ぐため、雨水排水設備や建物の床を地盤面より高く設計することが求められます。
  • 土地選びの注意点
    地盤の安定性や周囲の環境を考慮し、自然災害の影響を受けにくい土地を選ぶことが重要です。
  • 洪水・土砂災害危険区域の確認
    ハザードマップを活用し、危険区域を避けた土地選びを行いましょう。
  • 地盤調査の意義と方法
    ボーリング調査や標準貫入試験を通じて地盤の強度を把握し、必要に応じて地盤改良工事を検討することが重要です。

防災意識を高めるための住まいの工夫

家庭での防災対策は、日常生活の中で手軽に行えるものであり、災害発生時に家族の安全を守るために重要です。

家庭でできる防災対策

  • 家具の固定方法
    地震による家具の転倒を防ぐため、L字金具や耐震マットを使用し、家具の配置を見直すことが推奨されます。
  • 防災グッズの備えとその内容
    非常食や水、応急手当セット、携帯ラジオなどの防災グッズを準備し、災害時に迅速に避難できるよう備えておきましょう。

日常生活の中での防災意識

八ヶ岳エリアでは、地震や豪雨といった自然災害に備えるため、日常的な防災意識の向上が求められます。自治体が発行する防災マップを活用し、家庭で避難経路の確認や防災用品の備蓄を行い、地域の防災訓練に参加して実際の災害時の行動をシミュレーションすることが重要です。

医療機関や金融機関との連携

災害時には、医療機関や金融機関とのスムーズな連携が必要です。原村国保診療所や諏訪広域消防本部といった医療機関の位置を事前に確認し、緊急時にすぐアクセスできるように準備しておきましょう。また、地域内の金融機関の連絡先を把握し、重要書類や現金の安全な保管方法を整えておくことも必要です。

通信インフラと緊急連絡網

八ヶ岳エリアでは、通信インフラの整備が進んでおり、災害時にも情報を迅速に入手することが可能です。原村と富士見町では、防災緊急メールや防災無線を利用して住民に避難情報や災害情報を提供しています。携帯電話各社のネットワークが整備されており、災害時にも比較的安定した通信が可能です。
しかし、インターネットや携帯電話が利用できない状況に備えて、無線ラジオや衛星電話などの非常用通信手段を確保しておくことも推奨されます。地域コミュニティとの連携を通じて、情報共有と支援体制を強化することが重要です。

このブログ記事を通じて、八ヶ岳地域での安全で安心な生活を実現するための防災対策について理解を深めることができるでしょう。地域の特性を理解し、適切な備えを行うことで、災害から家族と資産を守ることができます。

まとめ

八ヶ岳エリアは、その美しい自然環境と豊富なアウトドアアクティビティが魅力で、多くの人々が移住を考える人気の地域です。しかし、自然災害のリスクに備えることは、安全で安心な暮らしを実現するために不可欠です。
このブログでは、八ヶ岳地域の防災リスクと対策について詳しく紹介しました。地域の特性を理解し、適切な住まい選びや防災意識の向上を心がけることで、災害から家族と資産を守ることができます。
移住を検討している方々は、地元の防災計画を確認し、日常生活に防災意識を取り入れて、安全で充実した生活を実現してください。地域社会と協力し合いながら、八ヶ岳での新しい暮らしを安心して楽しんでいただければ幸いです。


カテゴリ:

長野県諏訪・茅野エリアの不動産情報

HPを見たと言ってお気軽にお問い合わせください

無料相談・お電話窓口

0266-78-4188
営業時間:10:00〜15:00 定休日:不定休